「ぁの日...
酔った柊音を
家まで送って
森ちゃんを見た時
正直、驚いた...
俺が指名したDOLLが
そこにいたから...」
ぇ...
「ま、正確には...
俺が指名した時には
もぅ、すでに誰かに
契約された後だったって
話しなだけだけど...
でも、まさかそれが
柊音だったとは...
ぁいつ...
オレ以上にDOLL反対
してたから....
あの後...
「あんなにDOLLに
反対してたクセに...」って
嫌味の一つでも
言ってやろうかと思ったら
柊音のヤツ自分から...
『何か...
放って置けなくて...』
だってさ...」
シオン..
「...俺も
おんなじ気持ちだったから
何も言えなかった...」
....サクラギクン
「でも...
それで終わりだった
はずだった...
「DoLL」と言えば
少しは、聞こえもいいが
結局は金で人を買う事に
変わりはない...
同じ人間同士
することじゃねぇ...
だから...
「DOLL」なんて
ふざけた制度
使いたくなかった...
でも...
森ちゃんを見た瞬間
すごく心が...
...揺れた
本当に意味
分かってんのかなって...
飯岡に騙されて
連れて来られたんじゃ
ないかって...
そう思ったら俺
夢中でDOLLBOOKを
手に入れてた
誰かに先を越されたコトで
一度はあきらめたんだ
でも...
こんな風に関わったら
俺...」
背中が..熱い...
桜木の鼓動が...
動揺が...
痛い程、伝わってくる...
「何で...
DOLLなんか...
本当に...
意味...
分かってんのかよ」
桜木は乙羽を振り向かせる
「...わ..分かってる//」
乙羽は静かに顔を背ける
桜木の言葉に思わず
吐き出してしまいそうになった
自分の弱音を飲み込む
「きっと理由が...
あるんだよな...
何となく..
想像もつく...
でも、もっと他に方法が...」
「...ないよ」
あんな莫大な借金を
返す方法なんて...
唇をかみ締め
下をうつむく乙羽
桜木はそんな乙羽を
優しく抱きしめる

