桜木は乙羽の背中に
顔をうずめ
「ゴメン...//
もぅ少し...
このままで...」
「...」
部屋の中には
静かな時間が流れる
「...本当は」
「?」
「...俺が
指名するはずだった」
また...
どこかで...
聞いた覚えがある台詞
「俺ら...
メンバー全員
DOLLにはずっと
反対しててさ...」
「...」
「恋愛はご法度
でも、ヤリたいだけなら
事務所が用意する
...なんて
バカげた話しだろ?
そんなコトを承知で
登録する女も...
俺ら正直...
軽蔑してた...」
「...」
「でも..あの日...
飯岡と共に事務所に来た
森ちゃんを見て...
最初、事務所の
新人かと思った...
だけど、スタッフから
DOLLだって聞かされて...
気付いたら必死で...
「DOLLBOOK」を
手に入れてた
でも、やっぱり...
いざ指名となると
やっぱ、抵抗あって
躊躇してたら柊音が...
...オレは
躊躇したけど
柊音はしなかった...
ただ...
それだけで...」
抱きしめる桜木の腕に
力がこもる

