DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


「柊音って...

 
 もしかしていつも
 こんな感じ?」


「ぇ?」


「ぁ、いやぁ~//

 柊音っていつも
 こんな豪勢な
 感じなのかなぁ..って...」


そう言い
目の前に広がる朝食に
視線を落とす桜木


「ぅぅん。

 ぁたしはただの
 「DOLL」だから...」


乙羽が静かに
瞳を伏せる

その表情に桜木は
なぜか強く胸を
締め付けられる...


すると

♪~♪♪

突然、桜木の携帯が鳴り響く

着信画面にはマネージャーの
「佐竹」と名前が出ている


「ヤーベ...」


桜木は口いっぱいに
サンドイッチを頬張ったまま
電話に出る


「んー!(モシモシ)」


「...?

 桜木さん?
 佐竹ですが...
 
 今、○○交差点です...」


「フグ(すぐ)イグ(行く)から
 ヒハデ(下で)...
 ハッテテ(待ってて)...」


電話を切ると桜木は


「ボメン(ゴメン)...コレ...
 フルマンナカ(車ん中)で...
 ハベル(食べる)...」


サンドイッチをたくさん
頬張りすぎた桜木は
ハムスターのように頬を
膨らませている


「クスクスクス...ぅん」


乙羽は持っていけるように
サンドイッチを包むと


「ハイ」


慌しく準備をする桜木に
サンドイッチを入れた紙袋を手渡す


「サンキュ...
 
 ぁ、何かあったらすぐ
 ココに電話して...」


桜木は自分の携帯番号を
書いた紙を乙羽に渡した


「...ぁりがとう」


桜木は慌しく
玄関を飛び出していく