DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


「そんな時間に
 メンバーの家に?」


警官が怪訝な表情で
桜木を見る


「ハイ...

 あの日は、撮影が
 遅くまでかかって
 買い物して帰る時間が
 あの時間でした

 いつものように
 部屋の前まで行って
 変わりないか確認して
 帰るつもりでした...

 でも..その日は...

 夜中2時を過ぎてるのに
 ドアが少し開いてて

 奥から変な
 物音が聞こえて...

 心配んなって中を
 覗き込んだら
 
 薄暗闇の中で
 男が森園サンに
 馬乗りにんなってて... 
 
 俺、思わず...
 何も考えずに男に
 飛び掛ったんですが
 そこで男と
 揉み合いになっちゃって...

 一度は取り押さえたけど
 スキをつかれて
 逃げられちゃって...」


警官が桜木の話を
必死で書きとめている


「そうですか...
 分かりました...

 今回はこの程度で
 済んで幸運でした...

 逮捕した男は
 我々が逮捕した当時
 刃渡り20cmのナイフを
 所持していましたし...」


桜木と乙羽が互いに
顔を見合わせる


「ぁぁいう連中は
 身の危険を感じると
 何をするか
 分からないので
 
 こういう場合
 絶対に!!
 深追いはしないで下さい

 素早く通報して
 後は我々に...」


「...ハイ」


「ところで...
 男の顔は覚えてますか?」


警官が桜木と乙羽の顔を
のぞき込む


「...ハイ」


二人がうなずくと


「今朝、我々が逮捕した男と
 同一の男か確認して
 ほしいのですが...」


「それって...
 今からですか?」


柊音が警官に聞くと


「ハイ...
 これからすぐに署の方で
 確認して頂きたいのですが...」


「...」


「分かりました...
 ご協力します」


うなだれる柊音を押しのけ
飯岡が快く快諾する


柊音は携帯を操作しながら
廊下に出る