運命のヒト

「そう!!優士君と健二君に
 書いてもらいたいと思って!!
 二人とも書いてくれる?」

「俺、書くわ~!!」


健二はすでに乗り気で、さっそく小田から
卒アルを受け取り、書こうとしていた。


「ちょっと待てよ!!」

俺は、そう言うと、健二から
卒アルを無理やり奪い取った。

これはあいつのだろ・・・?


「何すんだよ!!」

健二は俺にそう怒鳴ってきた。

そんな怒鳴ることねぇと思うけど・・・。


「俺が先に書く!!」

一番初めに、俺が書きたかった。


白いページ、白いページ・・・。


・・マジかよ・・・。


そこにはすでに小田や大森達の
メッセージが書かれていた。

しかも、金森達らしきもんやヒロまで・・・。


小田、一番初めに俺のとこに持って来いよ!
とは言えなくて・・・。

そんなことを考えていると・・・。


「俺から先に書くわ~♪」

そう言って、健二は俺から卒アルを
奪いやがった。


「あっそ・・・」

好きにしろよ。

もう、一番じゃねぇしどっちでもいいわ。


「優士は大トリなぁ~。
 だけん、俺が先に書くわ~」

「何だよ、大トリって・・・」


俺らがそんなやり取りをしていると、
小田は笑っていた。