運命のヒト

今は、一分一秒でさえすげぇ大事で、だから、俺は急いで学校に向かった。


「お前、どんだけ桃子のこと好きなんだよ」

健二がそんなことを言っている。

「んなもん、すげぇ好きに決まってんだろ!」


もう、誰にも隠す必要はねぇし、堂々と出来る。

水嶋は俺の彼女だし・・・。


「でも、よかったわ。
 なんだかんだいってお前らは
 めちゃめちゃお似合いやし」

「うるせぇよ!!」


教室に行くと、水嶋の姿があった。


「水嶋、おはよう!!」

俺が声をかけると、水嶋はびっくりしていた。

「えっ?ゆぅ君、早くない?」

目を丸くしてきょとんとしている。

「これからは、ちゃんと早く来るしな!!」

「やったぁ~!!」

水嶋と少しでも一緒にいてぇから・・・。


「あれ、健ちゃんもいたの?」

水嶋が嫌味たっぷりでそう言う。


俺が健二のこと気にしてたことを話してから、水嶋は健二に冷たくなった気がする。

「俺も桃子に会いたいし、
 明日から早く来るしな~」

健二はめげもせずに、笑顔でそう言う。

「嫌だぁ~、健ちゃんキモイ!!」

「何だよ、キモイって・・・」

健二、かなりショック受けてるし。


でも、水嶋と健二は相変わらず仲良くて。

だからといって、もうヤキモチなんて妬かねぇよ。


俺と水嶋の絆は昨日よりも今日、そして今日よりも明日っていう風に・・・。


だんだん深くなるつもりだし・・・。