そう言う代わりにあたしは圭吾の肩に顔を埋めた。 圭吾のニオイがする。 「由美?」 圭吾の声と重なって、授業開始を告げる予鈴の音。 バタバタと皆が廊下を走る音と、先生の声。 それから急にシン、として。 …二人だけになる。