「答えられない訳ないよな、清里や三郷は知ってるらしいし。」
えー…と、あゆ先輩と三郷先輩は知ってると言うか一部始終を見ていたからと言うか…。
「お前を辞めさすも辞めさせないも俺が決める。お前は俺の補佐なんだから。」
そー言われましても…。
人には人権と言うものが御座いましてね、辞表というものも存在するんで御座いますのですのです。
「なんでこれ外した?」
そうしてどもってる間に魔王は私が二週間前まで着けていたもの。
金色バッチを机の上に置いた。
金色…、生徒会長の補佐の証。
つい目を逸らしてしまう。
見たくない。
視界に入れたくない。
「華南、目を逸らすな。」
無理です。
「華南、そんなに嫌か?」
…。
その問いに視線を戻した。
珍しい。
この人が、この自己中心的極まりないこの暴君が。
人に意見を聞いてきた。
「あっ…えっと…はい。」
……。
ん?
私…今、なんて言った?
「華南ちゃん!!」
「華南!!」
瞬き数回後、背後から息ぴったりにあゆ先輩と三郷先輩の声が聞こえた。
しかも珍しく三郷先輩が取り乱してる。
……まさか。
私…とんでもないこと言っちゃった…?
ゆっくりと魔王の顔を視界に入れる。
ゆっくり…ゆっくり…
ゆっくり…
ゆっくりっ……。
やばっ。
本能でわかる。
自分の中の警報が鳴り出す。
やばい、本気でヤバい。
「あのっ…えっと…今のは…じょっ…じょうだっ…」
えー…と、あゆ先輩と三郷先輩は知ってると言うか一部始終を見ていたからと言うか…。
「お前を辞めさすも辞めさせないも俺が決める。お前は俺の補佐なんだから。」
そー言われましても…。
人には人権と言うものが御座いましてね、辞表というものも存在するんで御座いますのですのです。
「なんでこれ外した?」
そうしてどもってる間に魔王は私が二週間前まで着けていたもの。
金色バッチを机の上に置いた。
金色…、生徒会長の補佐の証。
つい目を逸らしてしまう。
見たくない。
視界に入れたくない。
「華南、目を逸らすな。」
無理です。
「華南、そんなに嫌か?」
…。
その問いに視線を戻した。
珍しい。
この人が、この自己中心的極まりないこの暴君が。
人に意見を聞いてきた。
「あっ…えっと…はい。」
……。
ん?
私…今、なんて言った?
「華南ちゃん!!」
「華南!!」
瞬き数回後、背後から息ぴったりにあゆ先輩と三郷先輩の声が聞こえた。
しかも珍しく三郷先輩が取り乱してる。
……まさか。
私…とんでもないこと言っちゃった…?
ゆっくりと魔王の顔を視界に入れる。
ゆっくり…ゆっくり…
ゆっくり…
ゆっくりっ……。
やばっ。
本能でわかる。
自分の中の警報が鳴り出す。
やばい、本気でヤバい。
「あのっ…えっと…今のは…じょっ…じょうだっ…」

