「あのでも…」
そうじゃないでしょ?
それじゃなんの意味もないんだって。
「勿論、生徒会役員には口止めしときます。それで、お互い譲歩しませんか?」
これは…提案なのだろうか。
交渉のように取れるのは気のせいですか?
「宜しいですか?姫谷さん。」
圧がかかる。
なんだろう、この有無を言わせぬ威圧感。
誰かを思い出すこの感じ…。
「…はい。」
そう答えることしか出来なかった。
「では、校長先生宜しくお願いしますね。」
理事長は、話しは終わりと言わんばかりに立ち上がる。
「じゃぁ姫谷さん、個展初日から行くから!!」
うきうきの校長。
ため息をつく私。
しかし、まだ事件は終わらない。
コンコンッとノック音が聞こえた後、私が一番会いたくない人物が入ってきたから。
「失礼します。」
「かいちょっ…」
玖城先輩。もとい魔王。
「あぁちょうど良いところに来たわね。」
理事長が言う。
「明後日開かれる姫谷さんの個展に生徒会役員及びその引率として校長先生が行くことになったからその旨を伝えておいて頂戴。」
そうじゃないでしょ?
それじゃなんの意味もないんだって。
「勿論、生徒会役員には口止めしときます。それで、お互い譲歩しませんか?」
これは…提案なのだろうか。
交渉のように取れるのは気のせいですか?
「宜しいですか?姫谷さん。」
圧がかかる。
なんだろう、この有無を言わせぬ威圧感。
誰かを思い出すこの感じ…。
「…はい。」
そう答えることしか出来なかった。
「では、校長先生宜しくお願いしますね。」
理事長は、話しは終わりと言わんばかりに立ち上がる。
「じゃぁ姫谷さん、個展初日から行くから!!」
うきうきの校長。
ため息をつく私。
しかし、まだ事件は終わらない。
コンコンッとノック音が聞こえた後、私が一番会いたくない人物が入ってきたから。
「失礼します。」
「かいちょっ…」
玖城先輩。もとい魔王。
「あぁちょうど良いところに来たわね。」
理事長が言う。
「明後日開かれる姫谷さんの個展に生徒会役員及びその引率として校長先生が行くことになったからその旨を伝えておいて頂戴。」

