私の隣で腕を組んでいる茜。
いや、偉そうにしてる場合じゃないから…。
やられた…。
「一足遅かったようね…」
ボソリと茜が呟いた。
はぁ。
無惨に切り裂かれた教科書やノート。
鞄の中身をぶちまけられて私の机の上には「ブス」の文字。
クラスの皆は関わらないようにと離れた場所で私達を見ている。
あー…。
離れた場所から見ている集団の中にぽつりぽつりと私を睨んでる姿が見える。
多分…そいつらの仕業なんだろうな…。
……………。
黙ってこの状況をどうしようか考えていると、横から殺気が出てることに気がついた。
多分殺気。
どす黒くてモヤモヤしてる。
でも茜は笑っていた。
なんと!
「あ…茜?」
「なぁに?華南ちゃん!」
ひっ…。
笑顔が怖いっ…
その満面の笑顔が…。
「なっ…なんでもないっす…」
そんな茜に話かける勇気はない。
「そう、じゃぁ…」
どきりと一際大きく心臓が高鳴る。
決してトキメキではない。
警報。
や…やばい…!
いや、偉そうにしてる場合じゃないから…。
やられた…。
「一足遅かったようね…」
ボソリと茜が呟いた。
はぁ。
無惨に切り裂かれた教科書やノート。
鞄の中身をぶちまけられて私の机の上には「ブス」の文字。
クラスの皆は関わらないようにと離れた場所で私達を見ている。
あー…。
離れた場所から見ている集団の中にぽつりぽつりと私を睨んでる姿が見える。
多分…そいつらの仕業なんだろうな…。
……………。
黙ってこの状況をどうしようか考えていると、横から殺気が出てることに気がついた。
多分殺気。
どす黒くてモヤモヤしてる。
でも茜は笑っていた。
なんと!
「あ…茜?」
「なぁに?華南ちゃん!」
ひっ…。
笑顔が怖いっ…
その満面の笑顔が…。
「なっ…なんでもないっす…」
そんな茜に話かける勇気はない。
「そう、じゃぁ…」
どきりと一際大きく心臓が高鳴る。
決してトキメキではない。
警報。
や…やばい…!

