「おはよー………」











力なく、席に座る。










翌日のこと。









「あら、酷い顔。」









隣の席の茜さんがくすりと笑う。









なんか…嬉しそう。









てか楽しそう。









「何故笑う。」



「面白いから。」










やっぱりか…。









「あの、茜…」


「何が合ったのか聞いてほしいの?」









にたにた笑いながら話してくる。









「いや…その笑いを止めて頂きたいのですが…」









「良いわよ!聞いてあげるから話しなさい!」









あの…話が噛み合ってません…。








「あの…茜…さん…。」



「さぁ!早く話しなさい!仕方ないから無償で聞いてあげるわ。」










…さいですか。









女王様な茜さん。









私はため息を溢し立ち上がった。









「ここじゃ、ちょっと…」








暴君の話しなんて教室で出きるか。








「あら、教室でできない話なの?いやらしっ。」








おいっ!!









「違うから。」









再びため息をつき、椅子に座り直す。








なんかもう良いよ。









元々最初から茜のことなんて当てにしてないし。







むしろ相談しようなんて思ってなかったし。