夢見る島

(4の階のときは、猿を追っていたから、
 映像が見れたんだ。
 10の階を当てずっぽうに歩き回って
 も、何もないかも・・)

(それより、”0”に行ってみよう!
 何かが変わっているかもしれない・・)

僕は”0”のボタンを押す。最上階まで
上がってきていたエレベーターはまた
動き始め、

最上階から最下階まで一気に降りて
いった。

ガクンと振動して、エレベーターは停止
し、扉が開く。


”0”の階は、いつの季節に当たるのか
分からないが、暑くもなく寒くもなく、
実に行動しやすい。

ちょっと風があるようで、緑の森の木々
の葉はやや強めに揺れており、海から
届く潮の香りが鼻孔を打った。