なんか悔しいから

「セイのアホ神…」

なんてなんとも迫力のない鼻声で
ちょっと反抗してみたけど

「あんだけ泣いて自分から抱きついてきといて、それわないんじゃね?」

ってまたあの顔でゆうから

あたしは恥ずかしさのあまり
何も言えなくなってしまった

「今日はやけに大人しいじゃねえか?」

うっさい!

「無視すんなよ~」

喋らんのじゃなくて
喋れへんの!

「未希」

「ひゃっ!?///な、なにすんねん!」

耳元で急に名前呼ぶなんて
卑怯やっ!///

「なにすんねんって、おめぇが大人しすぎて気持ち悪いから心配してやったんだろ?」

「気持ち悪ないわ!!」

「ははっなんだいつも通りじゃねーか」

なんて微笑むから
ついその無邪気な笑顔に
見とれてしまった

「お~い?」

「…。」

「なんだ~?俺様に惚れちまったか?」

っ!?!?

「ちっ違うわ!」

かみながらもなんとかごまかす

今ゆうて振られてしもたら
あたしきっと死ぬから;