「セイ…何でもするから帰ってきて…」
そう言った瞬間
目の前が光に包まれた
「何泣いてんだよ?」
目を開けるとそこには
優しく微笑むセイがいた
嬉しいとか好きとか
ホッとしたんとか
色んな感情が溢れてきて
あたしはまた大泣きしてしまった
「セイ~!!」
セイはあたしの方に近いてきて
子供をあやすように
頭を撫でてくれた
「ひっぐっうぅぅ~」
嗚咽を上げながら泣くあたしに
「そんなに寂しかった?」
ってセイはにやって笑いながらゆった
その言葉に今のあたしの行動が
すごい恥ずかしくなって
ガバッとセイから離れた
くすくす笑いをこらえながら笑うセイ
あぁ
あたしの頭は
どうかしてるんやろか?
そんな顔さえ
かっこよく見えてまうなんて
こんな奴に惚れるとか
もぅどうしようもないアホやわ
