チラッと間口を見ると、余裕そうな顔
「ビビッてなんかねーよ」
「そうか?」
「うっせぇな。一々、催促するな」
くそー、なんで怖いのが平気じゃないんだよ俺は
これも全て親父のせいだ!!
まだ俺が赤ん坊の時、お化け屋敷になんか置いていくのが悪いんだよ
赤ん坊だったけど、あの時の記憶はちゃんと覚えてるぞ
あれがトラウマで怖いものが無理なんだろうな…
「じゃー、もうそろそろ時間もないし。みーこ、最後よろしくー」
飯島がそう言うと、神子が何故か正座をした
な、なんだよ改まって…
「この話はね…私の実話です…」

