屋根の下の秘密《嫌いなあいつと屋根の下、番外編》







私はプイッと顔を反対方向に向いた




「まだ怒ってんのかよー」




「…」




別に怒ってるんじゃないし、不機嫌なだけ





片桐は私の頭をワシャワシャと撫でた




お陰で私の髪の毛はボサボサ…





「何するのよー!!」




「1人で怒ってるやつが悪いんじゃないか」





怒ってないって言ってるじゃん!!




判断力が低い奴




だから、理解力も低いのよ




私の気持ちなんて全然知らないし…





「だって…片桐が…」




完璧に人のせいにしている私