頭の中が疑問に包まれている私腕を片桐が引っ張った あっ! 「もしかして心配してくれたのー?」 「そ、そんなわけねーだろう、馬鹿」 なんてこと言ってるけど、耳赤いぞ少年 そっか…心配してわざわざ迎えに来てくれたんだ… よしっ!ここはお礼を言ってあげよう 「かた…」 はっ! こんな時に名前で呼ぶんじゃないか 「し…し…」 よ、呼べないーーー 「どした?」 うぅ…人の気も知らないで…