これで何枚チョコ無駄にしたんだし…
うぅ…やっぱり、私に料理の才能ないのかなー?
こんな夜中までやってるのに、一個もまともに作れない
はぁ…
めんどくさがらず、昔から勝政さんのお手伝いしてればよかったな
もう日付も変わるし、片付けよう…
あぁ、もしこれでバレンタインまでにチョコが出来なかったら、私はなんのために片桐を家から追い出したのだ
明日にでもお菓子教室に通おうかな…?
次の日…
「…みーこしゃん?」
「…」
由果は神子の髪の毛を引っ張ったが、無反応
というか、神子から異様に黒いオーラが漂っていた
由果は何かつまらなくなり、自分の席に戻った
片桐は頭の中で必死になんで神子がこうなったか思い出そうとしていた
《まさか、俺なんかした…?》

