そのときの神子の答えはと言うと…
「ん?特に?ただの気まぐれ♪」
とびっきりの笑顔でそう言い、モップとバケツを片桐に押し付け、スキップで帰って行った
「と、言うのが…って聞いてる?」
片桐は大笑いしている椎名を冷たい目で睨んだ
「ご、ごめんごめん…いや、さすがみぃだなぁって思って…」
「はぁ…今回もそんな気まぐれで俺を追い出したことになると軽くショックなんだけど…」
片桐は顔を机に伏せた
その頃…
「あぁぁぁー、また失敗!!なんで焦げるのよ!!」
オーブンの中に入れたチョコレートケーキだったものが今は真っ黒に…
なんで!?こんなはずじゃなかったのに…

