屋根の下の秘密《嫌いなあいつと屋根の下、番外編》





「ていうか、焦げ臭くないか?」



「そ、そうか…?」




うぅ、鼻が敏感なやつ…



私は心の中で片桐の鼻を呪った




「母さん、なんか作ってるのかな…?」



そう言って、リビングへ向かう片桐



だ、駄目ーーー!!今、行っちゃ!!駄目ーー!!




私は片桐の道を塞ぐために、リビングのドアの前に急いで行った



そして、片桐がリビングに入れないように阻止した




「…何?」



「そ、それより、今日しぃと何してたの?」



必死に話を逸らそう



叔母さん、私が話を逸らしてる間にファイト!




「…別に…」



片桐が私から目を逸らす



なっ…これは絶対何かあった…



そもそも、仲が悪かった片桐としぃがそんな仲良くなるなんて…