「な、なんだよ・・」



口喧嘩でも成績でも運動においても。



俺は沙雪に勝てたことがない。



そんな沙雪が喧嘩越しの目をして上から俺を見下している。



こっ、恐い!!




「外…出なさいよ」



「なな何でだよ!」



「もちろん・・・タイマンするからじゃない」



ふっと笑いを浮かべ、人差し指でちょいちょいとまさに。



兄ちゃん、ちょっと顔貸しなっ。



的な、ヤクザみたいな動作をする。




「や、やだね!絶対!」



「なら、約束してくれる〜?」



かんっっぺきに!



これを脅迫というんだぜ?



姉さんよっ!!!