「翔・・・・どういうことだ?」




薄暗い隠れ家的な和風モダンな飲み屋。




仕事帰りに携帯にかかってきた電話。




電話の主は兄貴だった。




兄貴の声はどこまでも




低く顔は怒っているのが手に取るように




分かるぐらいだ。




「兄貴・・・しょうがねぇよ」




俺のため息と共に兄貴に視線を合わせる。