愛しい君へ


ある日、私のところにニュースが届いた。


美「アタシね…県中いくから。」


県中…県立中学校のことだ。

県立中と、私立中、市立中。

3つ以上の選択肢が私たちにはあった。



美「でもね…恭平君、市立行くって。」


詩「そうなんだ。」



美「詩織は…?どこいく?」




私は…

「市立いくよ。」