まだ、俺たちは終わってない。





スタートラインに立ったわけでもないのに…



俺、何バカなこと言ってんだろ…




まだ、始まってもいない試合を負け試合なんて…






高間…



俺、覚めたよ。



「大丈夫だから。」



「・・・俺からも…高間と試合に出たい。」



その声で、井川もため息をつき笑顔で


「想司が一度行ったことは曲げないからね。」



と言って、高間の応急手当をして様子を見た…