『北鹿高校の選手は、…に集合してください。繰り返します…』 「行くね…」 「頑張って来いよ…」 「うん。」 高間のいつもの変な緊張は取れて、落ち着いている。 時は刻一刻と過ぎ、やがて出番が来た…。 自転車にまたがり、スタートの時を待つ。 ライカンの音が響き走り出す。