井川… 井川はグラウンドを見つめ、溜息をつき自転車部員を眺めていた。 どこからか開いていた窓から風が吹き書類が舞う… それに気づき、井川が俺を手伝う… 「全国…」 「井川…」 「あ…!あと、1週間なんでしょ?」 「井川…無理すんなよ…チャリ部に帰って来いよ…」 井川は首を振った… 「・・・今必要なのはあたしじゃなくて、大村君だから・・・」