「ごめん…大丈夫?」
気遣うようにそっと髪を撫でてやると、無意識なのか気持ち良さそうに俺の手に小さな頭を擦り寄せてきた。
「きもちい……」
不覚にもドキッとしてしまった。なんていうんだろ…こう、野良猫を手懐けた感じに似てる。
「柚希?」
「なに…?」
「愛してる」
「は!?な、なに、急に…///」
一気に耳まで朱色に染める柚希が可愛い。顔の横に両腕を置き、柚希に覆い被さるようにすると、ジタバタとまではいかないが、どうにかして逃げようと必死になる柚希が可愛い。
このままキスして最後までしてしまおうか…。いや、そんなことをしたら嫌われる。
それでも柚希があんまり可愛いから、つい苛めたくなる。この小さな生き物は、俺の内に秘められた嗜虐心を刺激するようだ。
「んん…っ」
ついばむように口づけると、甘い声が果実のような唇から零れる。
ついつい夢中になり、それをむさぼるようにキスしていると、限界を伝えるたいして痛くない拳が胸に打ちつけられた。

