「はい、今日は終わりね」
勝手気ままに触ってきて、一方的に止めてしまう
なんだ、残念……
その先のことを期待している自分に驚く
「柚希?」
「え?」
「どうした?」
何も言わない俺を心配してか、かなり近くまで顔を近づけてきて、覗きこむ
「なんでもない。考え事してただけ」
「考え事?何を考えてたの?」
「え……秘密」
その先を期待してたなんて恥ずかしくて口が裂けても言えない
蓮の視線から逃げるように顔を逸らす
「気になるじゃん。何?言ってよ」
いやいやと首を横に振る
痺れを切らした蓮は耳元で甘く掠れる声で囁いてくる
俺が蓮の声に弱いのを知っているんだ

