「柚稀、疲れてない?少し休もうか」顔に疲労が伺える柚稀をベンチに座らせ、休憩することにした。
「暑い…冷たいもの欲しい」背もたれにぐったりと寄り掛かり、そう呟いた。
「じゃあアイス買ってくるから少し大人しく待っててね?」
確かに今日は少し暑いな…。椿たちもどこかで休んでるかもしれないけど、せっかく柚稀と二人きりになれたし、連絡とるのはアイスでも食べ終わったあとでいいだろう。
長い行列を作った店に並び、順番を待つ。
やっとお目当てのものを買って柚稀のもとに戻るの、ふたり組の男が柚稀に絡んでいた。
まったく、少し目を離しただけでこれか。
ゆっくりと男たちのもとへ近寄る。
柚稀は俺にまだ気づいてないようだ。
おい、と声をかけようとしたその時、意外な言葉が放たれた。それは……
「遊びたい?いいよ、病気持ちの僕なんかでよければ」
と言ってニヤリと笑う柚稀の姿だった。

