Street Love【BL】

蓮side



「いやだあぁぁあああっ!!!!」



柚稀の絶叫がお化け屋敷に響いた。



「柚稀!?」




道を引き返し、薄暗い中を思いっ切り走った。



「柚稀っ!!」



床に小さく疼くまっている柚稀を見つけ、急いで駆け寄った。


「れ、ん………」



柚稀の大きな瞳から大粒の涙がボロボロとこぼれ落ちていた。そして俺の胸に飛びついてき、服をぎゅっと掴んでガタガタと震えていた。



「どうした?おばけが怖かったのか?」と聞いても頭を横に振るだけだ。



「大丈夫、もう大丈夫だよ」



そう言って、小さな体を力強く抱きしめた。
柚稀がある程度落ち着いたところで、ゆっくり柚稀を立たせた。



「歩ける?」



そう聞くと小さくコクンと頷いた。