放課後。
体育館に人だかりが
出来てるから見に行った。
「「…っ105ぉ!!」」
何?何?
人混みを掻き分けて中に入る。
拓海ときぃ!?
「何してるの!!??」
「見て…
分かんねーのかよ…
…腕立てだよ!!」
そんなの見れば分かるよ…
「何のためにこんなことっ…?」
「うるせぇ。
…黙って俺を応援してろ」
汗だくの拓海は
息を切らしながら言ってきた。
「「108っ!」」
もう…訳分かんない!
「頑張って!」
「っしゃぁ!110っ!!」
拓海が110回目の腕立てを成功させた。
「俺、もうダメだ…」
喜一が床にお腹をつけている。
近寄る拓海。
「お前、なかなかやるな。」
そう言って手を差し出した。
「お前もな。」
ぐっと拓海の手を掴みながら喜一が言う。
なんだか決着がついたらしい。
一件落着♪よかったー♪

