「俺のこと、次に“あんた”って呼んだら罰な。これ命令だから。」 俺様すぎでしょ! 「“はい、ご主人さま。”だろ?」 好きだけど、やっぱりムカつく!! 「…はい、ご主人さま…」 「でも、よかった…」 拓海はベッドに座って言った。 あたしも隣に座って言う。 「何が?」 「奈央が拓哉のところ行かなくて…」 「うん… 一時期、拓哉様のこと好きだったしね。」 「俺のとこに来たからには、もう離さねーから。」