空いてる席はあるかなー? …あった! ちょっと遠いけど分かるかな? 「お姉ちゃん。1人ー?」 …え? …誰? 「違いますけど、何か?」 「遊ぼうよー。一緒に!」 そう言って髪も肌も茶色くて、 いかにもチャラそうな男が、 肩に手を乗せてきた。 怖い… 拓海… 助けてっ…