携帯を見ると画面が九時半と表示していた。 「あんた、何やってんの?7時からずっと待ってた訳?」 私がそう言うと‥ 「そうだよ、やっぱ初めの挨拶が肝心だしね!改めまして、これから一緒に頑張ろうな! 俺が絶対志望校入れるようにしてやるからな!」 「‥ぷっ‥あっははははっ」 思わず私は吹き出してしまった。 「言っとくけど、私は授業なんて受ける気ないんで!!志望校なんてないし。悪いけど他の家あたってくれる?」 私がそう言うと‥ 「何がそんなにおもしろいんだ?」 雄輔が怒った表情で言った。