夕方、たつやが迎えに来た。 うるさいエンジンの音のおかげで、家の中に居ても来たことが分かる。 下に降りると、丁度お母さんは買い物にでも出かけているみたいだ。 ラッキー!なんて思いながら家を出た。 家の前には、改造されたバイクにたつやがまたがっている。 「たつや!おまたせ〜」 私はいつものようにたつやの後ろに乗る。 「おう、しっかりつかまってろよっ!」 たつやがバイクを発進させる。 夏のバイクはすき。 暑さなんて感じないし、最高ー!! しばらくバイクを走らせ、たつやの家に着いた。