婆ちゃんの恋物語

不謹慎なと自分で、自分を恥入ってた。


お母さんとお婆ちゃんの相談は、お婆ちゃんと一時家に戻って、今後の話を、送迎してくれた。誠さんに聞いてみると言う話で、決着がついたみたいや。お婆ちゃんとお母さんは、うちらを疎開させたいと言うてみるつもりらしい。

軍の仕事してる人間は、疎開は無理な話やと、うちらは、わかってたけど、お婆ちゃんやお母さんは、頼めば何とかなると思ってたみたいや。



「今日は、ほんま、よう歩く日やわ。何回往復してまっしゃろ。」

「脚、痛いんちゃうん。もっと、ゆっくり、歩こう。」

「もう、そこや、家で、ちょっと、座れますがな。」



「ほれ、焼けて来ましたで。」

家に着いて、お婆ちゃんは、貯蔵庫から干し芋を取り出して、庭で、枯れ葉と壊れた家の廃材を燃やし、焚き火をしながら、干し芋を焼いてくれてたん。

甘い香りが、心地良くて、焼ける前にうつうつ、うたた寝しそうにうちら二人なっててん。昨夜は、余震もあったし、熟睡してなかったから。

「また、揺れた。」