入学してすぐに友達がいないなんてのがイヤだったから
誰にでもノリよく接してた。
いま一緒にいる奴らも同じようなノリで話しかけてきて
あっという間に友達は増えていった。
そのうち俺たちのグループが1年の中で一番かっこいいって噂が流れたらしい。
確かにかっこいいやつはいたけど・・・
別に噂されるほどのメンバーじゃないと思っていたから驚いた。
休み時間のたびに見に来る先輩達。
「あたし拓真君がいい~」
「あたしも~」
「最近拓真ファンふえてね?」
「ひがみか?笑」
「うるせー笑」
事件が起こったのはそんな中だった。

![ある幼なじみの恋 [完]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.761/img/book/genre1.png)