シュンと落ち込む兎さん。耳まで申し訳なさそうに垂れる。
「えっと…あなたが私をここに連れてきたの?」
とりあえず聞いてみると垂れていた耳がピーンと立ち綺麗な顔がなんか凄く嬉しそうに輝いた。
「ハイッ!!あのババアが貴女を城に入れたのはムカつきますが…、貴女がここに居るなんて感激です!」
ガバッ!!と兎さんが抱きつかれた。コートと同じ微かな薔薇と男物の香水の香りがアリスを包む。
「え?ちょっ…ええ?!!」
「好きです、アリス。愛してます!!」
ええええええ!!?
耳元で囁かれる甘い言葉、まさかな告白。抱きすくめられながら、耳に甘い吐息がかかりちょと変な気分になる。
が、
ボグッ!!
「ガハッ!!」
アリスの右拳が兎さんにクリンヒット、それでもアリスを抱き締めたままだ。


