「ふむ、アリス」
「え、何?シェル」
悶々と考えているとシェルに話しかけられた。
「お前、住む所は決まっているのかい?」
「え、決まってないけど…」
直ぐ覚める夢だとは思っているがやはり決めた方がいいだろう。
「ふふふ、ならば我が城に住むが良い、白兎に何故ここへ連れてきたのか聞いてみるがいい」
「ええ!!いいの?」
シェルに抱き締められる。薔薇と甘い香りがする。
「わらわが許す。ここにいろアリス」
ギュー、ギュギュー!!と苦しい程抱きついてくる。
「うん!!」
アリスの城に滞在する事が決定した。


