「おぃ、聞いてるのか?」

「うん」

「それと、後はさっきのタクシーでの事だよ!俺を先に降ろして逃げようと考えていただろう」

「…はい」

「だから、ムカつくんだよ!この俺を嫌がる女は今まで居なかったぞ」

それを聞いた明美はキレてしまった…


「あぁー!うるさい!さっきから聞いていれば何?だったら自分の事を好きだって言う女を相手すればいいじゃんよ!何で私に構うのよー」


今まで生意気な事を言わなかった明美がこんな事を言うからビックリしていた景吾は…

「何キレてるんだよ」

「キレるっちゅーの」

「だから俺はな…」

「聞きたくないしアンタに興味なんて少しもない」

それを聞いた景吾は黙っていなかったので…

「お前、今の状況分かってんのか!」