それを知ったのは付き合い初めて半年くらいたってからだった。
彼を驚かそうと思って彼がいつも使ってる駅で待ち伏せした。
彼と彼女が仲良く手を繋いで出てくるなんて知らずにただ駅で待ってた。
あたしはどうする事も出来なくて呆然とその光景を見つめるだけだった。
でも、すぐにわかった。
あたしには見せない笑顔を彼女に見せてたから。
…だから、あたしはその場から逃げ出した。
現実を受け入れるのは大変だった。
ううん、たぶん受け入れられてない。
でもこれ以上惨めになりたくなくて彼にさよならした。
その出来事はあたしに深い深い傷を残した。
今考えると、そんな大したことないのかもしれない。
こんな話、よくある話なのかもしれない。
もっと辛い思いをしてる子は多いのかもしれない。
ただ、心も身体も幼かったあたしにとってトラウマになるような事だったんだ。
…って今になってわかった。
