白い月〜destiny〜

「メールなんて誰とでもするだろ。今時。」


やっぱりそうか…。

美月も僕を気にしてくれてるわけじゃないのか。


「でも…美月は別だぜ。美月はさ なんていうか…恋に臆病っていうか。」

宮川は何かを思い出すように 自分のタバコの煙を見つめていた。

「だから お前にメールしたってことはさ 美月にとってお前が特別だってことだ。」


僕が特別…?


「恋愛感情かどうかはわからないけどな。」

僕は少しだけ気になっていた事を聞いてみた。