白い月〜destiny〜

僕が考え込んでいると 宮川は笑いながら言った。

「まあ 遅かれ早かれいつかは行かなきゃならないんだからな。考えすぎるとはげるぞ。」

「なんだよ!僕はまだフサフサだし。」


ちょっとぬるくなったコーヒーをすすってから 僕は宮川に話した。

「実はさ…美月…さんにメールしたよ。返事もきた。」


宮川はあまり驚かなかったようだ。

メールのやり取りなんて今時普通だからか。