「遅いよー美月！涼太なんか心配して何回も外に見に行ったんだから。」

晴香がちゃかすように　涼太をチロリと見た。

「ごめん！ちょっと買い物してて。ごめんね　涼太。」

涼太は思った通りの膨れっ面をしていた。

「ごめんねー涼太。じゃないだろ！この俺が一年振りに帰ってきたのに　なんで遅刻するんだよ　おまえは！」

晴香が慣れたようにその場をとりなす。

「まあまあ。落ち着いて涼太。本当に涼太は美月の父親みたいだもんねー。」

「晴香！俺みたいな　若くてカッコイイ男に　こんなでかい娘がいるわけないだろが！」


久しぶりに見たなー　この二人のやりとり。