白い月〜destiny〜

美月が無事で良かったけど いくら何でもタチが悪すぎる!


「おい…なんでこんな嘘つくんだよ。大袈裟な演技までして。」

憮然とする僕に宮川が言った。

「いや。悪かった。でも…お前が話の途中で電話を切るからさー。ちょっと悪ふざけしたくなってさ。」


悪ふざけで済むか!


「美月までなんだよ。僕をからかって楽しいわけ?」

「ごめんね。」

美月は申し訳なさそうに 僕を見た。


「美月を責めるな。これは俺と晴香が考えたことだからさ。美月には何があっても寝たふりをしろと言っただけで…死んだふりをしろとは言わなかったぜ?俺と晴香も美月が死んだなんて一言も言ってないだろう?」


確かに…。


「じゃあ…僕が勝手に勘違いしたってわけ…。」

「そういうこと。」


僕はガックリと座り込んだ。

安心して気が抜けたためだった。