白い月〜destiny〜

僕はもう一度晴香に視線を戻した。

晴香が突っ伏して泣きじゃくるベッドには…。


頭に包帯を巻いて横たわる美月の姿があった。


宮川が僕の肩に手を置いた。

「美月はな…最期にお前の名前を呼んだよ。優…ってな…。」



「…最期?最期ってどういうことだよ!」

僕は宮川の胸ぐらを掴んで怒鳴った。


宮川は僕にされるがままになっていた。

「すまん…。俺がついていながら…。」


晴香の泣き声はますます大きくなった。