白い月〜destiny〜

ドアを開けるとすぐ 宮川が僕に近づいてきた。

「内山…遅かったな…。」

その顔は憔悴しきっている。

「宮川…美月は…?」


「…。」

宮川は何も言わずただ首を横に振った。


目線を前にやると 晴香がベッドに突っ伏して肩を震わせている。

「美月…。どうして?こんなの嫌…!」


泣いているのか?

どうして泣いているんだろう?


僕には何故晴香が泣いているのか理解できなかった。

宮川を見ると 俯いたまま目頭を押さえている。