白い月〜destiny〜

「なんてね。優は浮気なんてしないよ。私信じてるから。」

私は明るく言った。


優は浮気なんてしないと信じてる。


だけど…。

心配してないと言ったら嘘になる。



離れているうちに 優が私を思い出す回数がだんだん減っていくんじゃないか…私を忘れるんじゃないか…そんな事を考えると怖くなる。



涼太がその場を取り繕うように言った。

「大丈夫だ 美月。もし内山がそんなことするようだったら…俺が一発殴ってやるからな。」

「そうならないように祈ってます。」



そして私達は 優の送別会の相談を再び始めた。