「晴香 心配かけてごめんね。でも私…優の事何年でも待っていられるよ。ずっと前晴香が言ったように 優と出会ったのは運命だと思うから。すごく頑丈な赤い糸で繋がってるから。絶対切れない位のね!」

私は晴香に精一杯の笑顔を見せた。


「美月が大丈夫ならいいんだけど…。」

「大丈夫!」


私の顔をじっと見る二人の視線が痛かった。



「俺は運命なんて信じてないけど…内山が美月を想う気持ちは本物だぜ。それに…ニューヨークであいつが浮気をする可能性はゼロに等しい。」

「なんで?」

晴香が聞いた。