白い月〜destiny〜

私は庭が一望できる 明るいリビングに通された。

ソファーにはレースのついたかわいいクッションが置いてあった。

私と優はソファーに並んで座った。

「キレイなお庭ですね。」

「そうでしょう?でもお父さんも優も花には興味がないから。よかった。美月さんが褒めてくれて。」

お義母さんは嬉しそうに微笑んだ。


しばらくすると お寿司の出前が届けられた。

「そろそろお腹がすいたでしょう?出前だけどどうぞ。」

「気を使って頂いてすみません。いただきます。」

私は寿司を一つ食べた。